2017年9月6日水曜日

芝田山親方トークショーで熱弁 千代の富士戦の秘話明かす - スポーツ報知

 大相撲の元横綱・大乃国の芝田山親方が5日、古代からの相撲の歴史を記した「日本相撲史」(5万4000円=税込み)の復刊記念トークショーを東京・中央区の「銀座蔦屋書店」で行った。日本相撲史は初代・横綱審議委員長の酒井忠正氏が編さんしたもので、全3巻のうち古代から大正時代までを記した上巻と中巻を銀座蔦屋書店で限定復刊。この日は相撲博物館学芸員の土屋喜敬氏、同親方と十両時代から親交がある文化放送の寺島尚正アナウンサーが主に横綱について語り合った。

 予定時間を上回る熱弁を振るった芝田山親方の話の中には、元横綱・千代の富士の連勝を53で止めた昭和最後の一番の秘話もあった。1988年九州場所の千秋楽で千代の富士と対戦する前夜、師匠の放駒親方(元大関・魁傑)と食事をしながら「師匠から『今のお前じゃ勝てない』と言われて部屋に戻って何とかしないといけない」と対策を練ったという。

 一方で放駒親方が連勝を止められなければ、翌年初場所千秋楽で横綱・双葉山の69連勝に並ぶと計算していたことを後に知ったという。「師匠のその思いを知ったら震えて負けていたかもしれない。師匠は先の先を読んでいたんです」と歴史的一番の裏にあった師弟愛を明かした。

 日本相撲史の購入者にサイン色紙と握手をした芝田山親方は「立派な本。(いずれ価値が上がり)20万から50万円になるかも。早めに買ったほうがいい」と冗談交じりにPRして会場の笑いを誘っていた。

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